まるでギャラリーのように写真を飾る3つのポイント
日本にはまだまだ壁に写真やアートを飾る文化が根付いていませんが、何もない壁に写真を飾るだけで、雰囲気が大きく変化するだけでなく、そこに集まる人達のコミュニケーションにもつながります。
空間に写真やアートを飾るということは、花や植物を飾ることと比べて一見ハードルの高いように思えますが、実はいくつかのポイントを押さえれば、簡単にセンスの良いアート空間を作る事ができます。
今回は、オフィスや店舗、クリニック、ご自宅など様々な場所に写真を飾り、まるでアートギャラリーのような雰囲気にする方法をご紹介します。
1. 写真を飾る配置
まずは壁のコーディネートから。壁の面積や写真を飾る場所に合わせて、配置を工夫していきましょう。
① 規則的に並べて飾る
左の例は、フレームの下部のラインを揃えて配置しています。ソファーの横長のシルエットと平行した配置になっていて、視線が分散されない為それぞれの写真や作品を、鑑賞しやすい配置ともいえます。
真ん中の例は、小さめサイズの写真を縦に3つ並べています。少し個性的な配置に見えますが、縦長の配置は天井を高く見せる効果もあり、限られたコンパクトな空間にはおすすめの飾り方です。飾る写真のジャンルを統一させると、よりギャラリー感が増しますね。
右の例は、家具と写真の距離を決め、シンメトリーに配置しています。最近ではホテルライクな内装が人気ですが、視界に入る要素が整った空間は居心地が良いものです! チェストやベッドなど2つ以上の同じ家具などがある場合には、左右対称に配置をすることで、すっきりとした空間を作ることができます。 自宅では、寝室などに取り入れると気持ちが落ち着く空間になります。オフィスや会議室、多くの人から好印象を得たい多目的室などにもおすすめの配置です。
② 縦横の軸に合わせて写真を飾る
複数の写真を飾りたい場合におすすめの方法です。
まず飾りたい空間の中心を決め、縦横の十字を描くように配置を決めます(実際の作業はマスキングテープなどで目印をつけるとはかどります!)。
決めた十字のラインに合わせてまずは縦と横に配置。その後、十字の中心に肉付けするよう小さ目の写真を飾っていきます。
沢山の写真を飾りたい方や、複数の写真を飾りストーリーをもたせたい方には是非試していただきたい配置です!
③ サイズの大きいものを1つ飾る
ギャラリーのような雰囲気を1枚でつくるには、インパクトを感じる大きいサイズを選ぶことです。フォーカルポイント(インテリアで目を引くポイント)にもなり人の視線を集めるのにとても有効です!
2. 額装(フレーム)を統一する
写真の雰囲気を統一するのと同時に、額(フレーム)も揃えてみると簡単にギャラリーのような雰囲気になります。
上でもご紹介しましたが、統一された規則的な選び方をすると、タイプの違う写真や作品も、配置した際にまとまりやすくなり、ギャラリーやアートショップのような空間に。 しっかりと装飾が施された額もありますが、まずは写真を楽しむことを優先し、できるだけシンプルな額を選ぶと間違いありません。
3. 写真を印刷する素材をクラスアップする
写真の印刷は「紙」だけではありません。
木や金属、アクリルなどにも印刷ができ、パネルとして楽しむこともできます。
少し変わった素材に印刷し飾ることで、アート性も高まりますし、写真や作品に適したものを選べば、その良さがさらに見る人に伝わります。
例えば、透明感のある空や海、シズル感を表現したい水や食べ物などには、クリアで奥行を感じることのできるアクリルパネルがオススメです。紙と比べて重厚感もでますので、品格を高めたいような応接室や企業の応接室のような場所に最適です。