【新連載】 YellowKorner アートフォトサロン Vol.1 プロに教わる「アートフォトの選び方」
アートフォトとは、広告写真や報道写真のように、モノを販売したりニュースを伝えるために撮影された写真とは異なり、フォトグラファー本人の問題意識や感情、クリエイティブなアイディアを表現した写真。絵画と同様、まさにアートです。
フランスの人気アートフォトブランド「YellowKorner」は、毎日の生活に気軽にアートフォトを取り入れて欲しいという想いのもと、2006年にフランスのパリで誕生。若手から有名作家まで、200名近くのフォトグラファーのアートフォトを4,600点以上取り扱っています。
一方、日本では「写真を撮るのは好きだけど、アートフォトを買ったことはない」という方がまだ多く、「選び方がわからない」「飾り方に悩む」といった声も良く聞きます。
そこで、ROOM+では、YellowKornerのプロたちにアートフォトの楽しみ方を教えてもらうことにしました。撮るだけではない写真の楽しみを知って、毎日の生活をもっと自由に彩りましょう!
塩川富士さん
YELLOWKORNER NEWoMan YOKOHAMA店長。
YellowKorner歴4年のベテランスタッフ。
好きな作家はAndre Monet。趣味はスケートボードやサイクリング、サッカーなど息子とのアウトドアスポーツと展覧会や美術館にもよく行きます。
1. 趣味から選ぶ
1つ目にご紹介するのは、趣味から選ぶ方法です。YellowKorner作品は、
の5つのカテゴリに分かれています。
自分の趣味とカテゴリを結びつけて選ぶことで、作品を身近に感じる事ができます。 音楽、映画、車、海外旅行、動物、洋服、どんな趣味でもOKです。書斎に好きなミュージシャンの作品を飾ったり、ガレージにヴィンテージ車の作品を飾ったりすることで、よりお気に入りの空間を作ってみてはいかがでしょうか?
■映画好きのあなたには、「Milton h greene audrey hepburn hidden smile」
塩川さん「永遠のミューズとして今も世界中に多くのファンがいるオードリー・ヘップバーン。映画好きな方にはもちろんファッション好きな方にも飾っていただきたいお勧めの写真です」
■旅行好きのあなたには「Beach candies」
塩川さん「好きな場所や思い出の場所の写真を飾ることで、モチベーションアップにもつながりますよ!」
2. サイズから選ぶ
次にご紹介するのは、先にサイズを決定し、サイズに合わせて作品を選ぶ方法です。
飾る場所が決まっている方にオススメの選び方。
同じ作品でもサイズによって見え方が変わってくるそう。
リビングなどに飾りたい大きいサイズの作品をお探しの方には、都市の写真や大自然の写真がオススメ。
大きいサイズで飾ることで、繊細な色彩表現が可能になり、奥行きも感じることができます。
玄関などのちょっとしたスペースに飾る、小さいサイズの作品をお探しの方には、「Creation(クリエイション)」のカテゴリーの作品がオススメです。
アート感の強い作品は小さくても存在感があり、お洒落に飾ることができます。
■大きいサイズの作品をお探しの方におすすめ「GIRAFFE DUET」
塩川さん「飾りたいスペースにあわせて少し大きめサイズを探されている方の初めての1枚としておススメです。モノクロ写真をベースにカラーペインティング調のアートワークが施された作品はポップなテイストでお部屋のアクセントになる1枚です」
■小さいサイズの作品をお探しの方におすすめ「Essence 102」
塩川さん「飾りやすいサイズが欲しいけれど作品選びが難しい、という方にはパステル調の中間色で柔らかい雰囲気のある抽象的な作品がおススメです! 飾る場所が限定されず、どの空間にも馴染みやすいので取り入れやすい作品です」
3. インテリアから選ぶ
次にご紹介するのは、ご自宅のインテリアテイストに合わせて作品を選ぶ方法です。モダンテイストの部屋、ナチュラルテイストの部屋など、テイスト別に相性の良い写真を選ぶというのもやりやすい方法です。 amana ROOM+では、インテリアテイスト別にオススメの作品を紹介しています。
こちらは塩川さんのご自宅のリビングのお写真です。
ナチュラルモダンなお部屋の雰囲気と、「Twin towers -le peuple migrateur-」がマッチしている素敵なお部屋ですね!
プラスアルファのテクニックとしては、ご自宅の写真をお持ちいただくという方法。YellowKorner にお立ち寄りの機会があれば、お部屋にぴったりなオススメ作品を塩川店長にご紹介いただけるかも!?
4. 塩川さんおすすめ作品
最後に、塩川さんイチオシの作品をご紹介いただきました。
■「New york garden」
塩川さん「New York好きにはたまらない、ぜひ飾ってほしい1枚です。早朝の澄み切った空の下、まだ誰もいないミッドタウンにあるブライアントパークに自分ひとりだけがいるような、贅沢な気分にさせてくれる作品です」
■「Cinema paradisio」
塩川さん「今年から販売開始した縦70×横50㎝の新サイズは、存在感と重厚感がありおススメしたいサイズ。チャップリンやマリリン・モンロー、ジャック・ニコルソンのシャイニングやジャン・レノのレオンなど映画をテーマにストリートに描かれたグラフィティアートを詰め込んだアート性の高い作品です」
以上、今回は「アートフォトの選び方」を塩川店長に教えていただきました。3つの選び方を参考に、是非お気に入りのアートフォトを探してみてください!
次回は「アートフォトのおしゃれな飾り方」を伝授いただきます。
どうぞお楽しみに。