YellowKorner アートフォトサロン Vol.2 プロに教わる「アートフォトのおしゃれな飾り方」
アートフォトの紹介をしていると「写真を撮るのは好きだけれど、アートフォトを買ったことはない」「興味はあるけれど、選び方がわからない」「賃貸の部屋にアートなんて飾れるの?」といった声を聞くことがあります。
もっと気軽にアートフォトを楽しんでほしい。そんな想いから、ROOM+では、YellowKorner のプロたちにアートフォトの楽しみ方を教えてもらうことにしました。
撮るだけではない写真の楽しみを知って、毎日の生活をもっと自由に彩りましょう!
塩川富士さん
YELLOWKORNER NEWoMan YOKOHAMA店長を勤めている塩川富士さんです。
YellowKorner歴4年のベテランスタッフ。
好きな作家はAndre Monet。趣味はスケートボードやサイクリング、サッカーなど息子とのアウトドアスポーツと展覧会や美術館にもよく行きます。
1. 壁を傷つけない飾り方
アートを飾りたいけれど、「賃貸なので壁に穴を開けられない」「壁を傷つけたくない」と感じている方が多いのではないでしょうか。実際にYellowKornerに来店されるお客様から相談されることも多いそう。
塩川さんおすすめの壁を傷つけない飾り方は、棚や床に置く方法です。 シンプルですが、簡単に移動もでき、収まりの良い場所をいろいろと試せるのでおすすめ。
塩川さん「壁に穴をあけることなく簡単に飾れる取り入れやすい飾り方です。ポイントは、まずフレームカラーの選び方。それから、家具やインテリアの配置バランスと余白スペースです。壁面、家具の色、テイストに合ったフレームカラーを選んでみましょう。また、置き飾りするスペースの近くにお気に入りのオブジェや観葉植物などある場合は、全体のバランスや余白スペースを上手く演出して、抜け感を出せるといいですね」
2. 複数の作品を1つのスペースに飾る方法
複数枚の作品を1つのスペースに飾るときは、統一感を出すことが大切です。 初心者の方でも簡単に統一感を出す事ができる、2つの方法を紹介します。
サイズ・フレームカラーを揃えて飾る
1つ目は「サイズ・フレームカラーを揃えて飾る」方法です。
商品の仕様を揃えることで、初心者の方でも簡単に統一感を出すことができます。
たとえば、YellowKornerで最も人気のサイズ「ARTSHOT」の作品を揃えて飾った例。フレームもブラックで統一しているので、並べておいても違和感がありません。
作品のテイストを揃えて飾る
2つ目は「作品のテイストを揃えて飾る」方法です。
作品のテイストを揃えるには、色味を合わせる、「車」や「花」などのモチーフを揃える、同じカテゴリから選ぶなど、様々な方法がありますが、難しく感じる方は、同じ作家の作品から選ぶ方法がおすすめです。
例えば...
作家名:MAISON ONIGIRI
日本の女性アーティストデュオ。少しだけ毒のあるキュートな作風が特徴。
作家名:FLORIAN MULLER
1974年生まれのドイツ人ジャーナリスト/フォトグラファー。
作家名:LUDWIG FAVRE
フランスとアメリカの風景を中心とした作品に定評があるフォトグラファー。美術史、マルチメディア、オーディオビジュアルを学び、文字通り「絵のように美しい風景」の表現を得意としている。
こちらは塩川さんの自宅の写真です。
塩川さん「キッチンスペースに、観葉植物のモンステラと一緒に飾っています。写真を長方形作品に揃えて収まりをよくするとともに、作品の色を白壁上で強調させたかったので、フレームカラーの色をあえて出さずに白フレームで統一しました」
3. サイズや縦横が違う作品を同じ場所に飾るには?
家族写真やお気に入りのポスターなど、サイズや縦横が異なる作品とインテリアフォトを一緒に飾りたい場合は、作品の合わせる位置を決めると収まりが良くなります。
中心を合わせる
作品の中心を合わせて飾る方法です。
リズムをつけて飾ることを意識するとバランス良くみえます。
下を揃える
作品の下の位置を合わせる方法です。
壁掛けはもちろん、先ほど紹介した「棚や床に置く方法」でも、下を揃える事ができます。
4. なんだか物足りない……と感じた時は?
インテリアでバランスをとる
作品の枚数が少ない場合や、作品を飾れる場所が限られていて余白ができてしまう場合は、インテリアを置き、バランスをとる事でセンス良くみせることができます。
観葉植物や小さめの雑貨が、取り入れやすくおすすめです。
塩川さん自宅の階段スペース
塩川さん「壁付け作品(展覧会ポスター)と床置き作品(写真)のテイストが似ていたので、1枚を床置きにしてみたのですが、作品の間のホワイトスペースが気になったため、置き作品よりも背丈が高くなるように台座を使って観葉植物を隣に配置してみました。また、観葉植物と、置き作品と壁付け作品の中心を合わせることで、全体のバランスを調整してみました」
間接照明を取り入れるのもおすすめ。アートの近くに間接照明を置く事で、家ではなかなか実現する事が難しい作品のライティングも可能にしてくれます。
「アートフォトの飾り方」いかがでしたか? お気に入りのアートフォトがみつかったら、是非試してみてください。